まいにちいろいろ

秘境で暮らす私の、てづくりとまいにちいろいろ。

ひつじのショーン

子供たちの好きなTV番組の中に「ひつじのショーン」と
いう番組があります。

私もこれが大好き。

牧場に仲間と住んでいる(飼われている?)ひつじのショーンは
嫌いな毛刈りを回避するため、またあるときは、自分達の好きなことを
楽しむため、または牧場主を喜ばせたり、仲良しの牧羊犬を
助けたりするために、いろんな知恵を駆使して行動を起こすのですが
それがいつも大騒動になる、というアニメです。

羊なのに、ホワイトボードに流れ図や手順を書き、仲間に説明、
サッカーから大工、溶接までする羊たちのリーダー、ショーン。
いつも自分が楽しく生きるために一生けんめい。

毎回とても愛らしく、ほのぼのしたお話ばかりです。


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うちにあるおもちゃ。
1頭だけ頭が白いのがショーン。





きれいな景色のもとに暮らして、毎日得してる~、と喜んでいる私ですが
ここには、水の凍結や生活が不便、ということのほかにも
向き合わなければいけない、辛いことがあります。

それは、選挙人事、報復人事、天下りなどの「お金とコネの世界」を
目の当たりにする、ということ。

日本全国、そうなのかもしれません。
けれど、今まで私は恥ずかしながら、年齢的なものもあってか、
政治や選挙、というものにあまり興味もなく、そういったことは
知ってはいたけど、ずっと上の方で起きていること、みたいな感覚でした。

ところが、ここに来てからは、市の規模が小さいだけに
知りたくなくても、見たくなくても、そんな現実を
つきつけられることになります。

知らないでいられることができたらどんなに楽か、と
思います。

でもそうはいきません。
自分の身近な人たちが、実際にその大きな権力のもと、
翻弄されるのを見せつけられるからです。

「雇用を増やす」とか「地域活性化」「観光に力をいれる」
こんなことはよく聞きますが、やっていることは全く逆。

若者や働き盛りから平気で仕事を奪う、天下り。
資格や実力を持っていても、ここでは認められません。
すべてはお金やコネがモノを言うのです。

一生懸命やっても、全く認められず評価もされないのなら
モチベーションはどうやったって下がりますよね。

最初に、ここに来た時、あまり多くは知りませんが
「若い人にあまり元気がないな」と思ったのを覚えています。
しょぼん、としているわけではないけど、ぎらぎらしたというか
ハングリー精神みたいなものが感じられないんですね。

人にもよるだろうけど、もし、ここに住む若者がずっと昔から
こうだから、がんばったって仕方ない、と心のどこかで
思ってしまったら、これはもう最悪の事態、致命的だと思うのですが。

人生において仕事というのは言うまでもなく、とっても重要です。
働く、ということ、自分を高めたい、こんなことをしてみたい、
と将来の目標を持つこと。
自分を知り、時には落ち込んで、また自信をつけて成長し、
仕事で出会う人たちからの刺激なども、その人をつくっていく
上でとっても大事なものです。

そんなものがかなえられないとしたら・・
こんな希望のないところに住みたい人はいませんよね。


都会への流出は、生活が不便だからという理由だけではない
はずです。

この地を愛しながらも、私たちは事あるごとに現実を突き付けられ、
打ちのめされます。
自分の故郷をダメだと嘆いたり、情けないと思ってしまうことはとっても
悲しいことだと思います。

菜菜子さんが言われた、「だまっておらな、生活できんぞ!」

ただ黙って従順な羊の群れの姿がうかび、ぞっとしました。
そんなのは嫌。
私たちは同じ羊でもショーンのようでありたい、と思うのです。


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[ 2011/04/09 17:10 ] 思うこと・小話 | TB(0) | CM(0)
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